【曲解説】TINÖRKS「gyrocompass」/この星の9つの物語

gyrocompass

ブログを新しく開設したので
TINÖRKSの2枚目のCD
「gyrocompass」
(ジャイロコンパス)の曲解説を
加筆、修正をし再投稿します。

アコースティックなサウンドだった
前作「nayuta」と対照的に
今作は打ち込みのリズムを
ベースにした歌もの。
制作がとても苦労したので
思い入れのある大切な作品です。

 


 

「gyrocompass」(ジャイロコンパス)

→ジャイロコンパスとは
(wikiから引用)
高速回転するコマの運動を
用いて方位を知る道具である。
高速回転するコマの、
ジャイロスコープが
回転軸の方向を
保とうとする性質と、
自転する地球の表面において
回転軸を水平に保った場合に
ジャイロ効果の
ジャイロモーメントにより
回転軸が南北を向く
作用を利用する。

前回のインスト音源(nayuta)とは
対照的に9曲中7曲が
Aメロ→Bメロ→サビ
の流れがきちんとある唄モノです。

ヤネトロニカを始めた頃から
唄モノよりも
インストの傾向が強くなったので、
今回の唄モノ音源は後にも先にも
これが最後かなという気がします。

ジャケットには阿波和紙を使用し、
タイトルや一部のフォントに
オリヴェッティの
タイプライターを使いました。

それでは曲解説です。

[bandcamp width=100% height=439 album=2962944379 size=large bgcol=ffffff linkcol=63b2cc artwork=none]

『gyrocompass』(ジャイロコンパス)

1. LoCa
2. 音楽室
3. Bird Song
4. 空とそこに住む家
5. 17小節の短編絵画
6. 森と氷河
7. Open Field
8. Tree House Song
9. Perfect Robot

1. LoCa
今回のアルバムのテーマ曲。
詩の中にジャイロ・コンパスの
単語が出てきます。

ウクレレのリフ(短いフレーズ)を
繰り返し弾きながら
詩を書いたのが始まりです。

LoCaは原子炉関係の単語でも
使われてますが、
それとは全く意味が違い、
濾過ということです。

野生と人間の境目というか
そのグレーな部分で行き来をする
心象風景を描こうと思いました。


2. 音楽室
1曲目でシリアスな感じとは対照的に
2曲目は現実的な雰囲気の曲順にしました。

小学校の思い出というか、
放課後に音楽室に入って
友達と弾けもしないピアノを
がんばって弾いているという光景が
いいなあと思って、回想なんですが、
心の中で時間を遡れるポイントがあるのが
素敵なことだなあと思っています。


3. Bird Song
bossabient
(ボサノヴァとアンビエントを
組み合わせた造語)
というコンセプトで
活動されているunaiさんの曲です。

はじめてお会いしたのは
もう8年前くらいになるのですが、
ライブで聴いた時に
いい曲だなあと思ったのが始まりでした。

3年ほど前にカバーしてもいいという
許可をいただいて、
今回オリジナルのコード進行や
雰囲気を変えて制作しました。

すごく切ない曲で泣きそうになります。


4. 空とそこに住む家
頭の中で住みたい世界をイメージして
詩を書きました。
抽象的な世界なので
解説するのが難しいですが、
SNSでは再生回数が意外に多いです。
主観が風なのかなと思います。
人ではない気がします。


5. 17小節の短編絵画
tinörks以前に
別ユニットで活動していた頃、
ライブで演奏するために書いた
チェロとピアノの曲。
当時のライブ音源を使って収録しました。
きちんと17小節あります。
当時はライブで生のピアノを
よく弾いていました。


6. 森と氷河
写真家で故星野道夫さんに
影響を受けて書きました。

星野さんの写真や
言葉、考え方に惹かれます。

アラスカやオーロラなど星野さんの文章に
登場する色々な事象は
体験したことがないですが、
今この同じ地球上で
紛れもなく起こっている
生命の躍動を想像することが
日常の生活の中で
いかに重要なことであるかを
気づかせてくれます。

水のない世界とは
自然の存在しない世界。
皮肉としてその表現を使いました。

自然のない世界では
生きることはできない。
けれど自然と共生する方向とは
反対に進んでいる。
それに違和感があって、
そのことを考えるきっかけにする意味で
曲を書いたような気がします。


7. Open Field
タイトルは香川県直島にある
地中美術館に展示されている
ジェームズ・ タレル氏の作品から。

実際にこの作品を体験した時の
心象風景を曲にしました。

楽曲中の雫の声はスウェーデン語です。
タレルの作品を体験した時の
キーワードを翻訳してもらいました。

主旋律のインディアン・フルートは
リヴァーブを深くすると
野生感が増すような気がします。

3方コンクリート壁から
一面だけ視界が開け、
そこに広がる乾いた世界に
何を見出すかがテーマです。


8. Tree House Song
前作『nayuta』の
ジャケットの一部に書いたのは、
Tree Houseのイラストでした。
樹の上の家。

世界観は「Open Field」の続きです。
ただしこの曲の世界には
緑の木や草があります。

唄に対してインディアン・フルートの
カウンターメロディーが
鳴っているという
アレンジを試しました。


9. Perfect Robot
大学からの友人で
僕に作曲のイロハを教えてくれた
gypsy Mol君の曲をカバーしました。

大学時代に彼が作った曲で、
当時コラボレーションした
思い出深い曲を
今回約10年ぶりに
カバーさせてもらいました。

万能ロボットと少年の物語。
内容は切ないですが、
どこか希望がある世界観であり、
少年の心の成長を促す
雰囲気があります。

全編英語詩ですが、
カバーするにあたって
codaに日本語の詩を
新たに付け加えました。
リズムトラックにネジやカメラの
シャッター音を使用してます。
ロボットの動作音ぽいかなと。


ちなみにジャケットデザインは
自分でやりました。
前作「nayuta」やその次の
「OTO NO MA」「ecotone」
「ODOMYUNICA」もそうです。

自分で写真撮影して
それをphotoshopで加工して
コラージュしてアートワークを
完成させました。

もちろんタイプライターも
自分でキーを叩いて
それをPCに取り込んでと
いう風にコツコツと
やったというのもあって
思い入れが強い作品なんです。


『gyrocompass』
(ジャイロコンパス)のCD-Rは
TINÖRKS公式ショップにて
ご購入いただけます。
もしよろしければ聴いてください。

『gyrocompass』
format:CD-R
(阿波和紙ジャケット+歌詞カード付)
9曲収録
¥1500(tax in)

BASE TINÖRKS公式ショップ
常時SSL化のセキュリティで安心して
お買い物をしていただけます。
お支払いは各種クレジットカード他にも対応。
たくさんの商品を揃えておりますので、
どうぞご覧ください★

iTunes store
https://itunes.apple.com/jp/album/gyrocompass/935998952?app=itunes

Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/gyrocompass/935998952

Spotify
https://open.spotify.com/album/5h1RR5q8h2d7DDjhwEFACT

Bandcamp
https://namimum.bandcamp.com/album/gyrocompass

コメント

タイトルとURLをコピーしました