【ライブレポート】5/26(日) ル・マルシェ

ライブレポート

木立の間を風に音が運ばれて

5/26(日)「ル・マルシェ」にてTINÖRKSで演奏させていただきました。 場所は京都にある新緑の木々が並ぶフランス文化を紹介するアンスティチュフランセ関西

1階のレストラン「ル・カフェ」のテラスがステージ。大きなパラソルが印象的でした。

透き通る青がにじんだ空の下、パンや採りたての野菜、たくさんのフード、ワインを楽しめるお店に彩られた雰囲気はまるでフランスのマルシェにいるかのようにエスプリを存分に感じます。

最高気温34度の澄み切った空。夏のはじまりを告げるカラッとした気候。

バイオリンにhara kanaさんを迎え再び5人編成になったTINÖRKSはこの日、新たな船出を迎えました。 (hara kanaさんとのエピソードはこちら)

たくさんの楽器と電子機材を持ち込んで無事にリハーサルを終え、いざ1ステージ。 2曲目途中から僕のキーボードの電源が落ちて再起動を繰り返すというトラブルが発生。 それでも最後の曲まで演奏を続けました。

演奏後すぐトラブルを解決するために頭をフル回転させ奔走しました。

以前に似たようなことがあって機材が多いことに起因する電圧不足と暑さによる誤動作が原因だと目星をつけました。

主催者の青木さんに了承を頂き、電源をお借りしていたル・カフェの方々と直接交渉し、 冷蔵庫とシェアしていたコンセントからの電源供給をやめ、別のコンセント二つにそれぞれ僕の機材とメンバーの機材をつなぎました。 暑さ対策はステージ脇にあった使用していない小型のパラソルを影ができるように僕の機材の所に設置。

正午の時間帯は気温が午前中(リハーサルの時間帯)より高く、それに伴って冷蔵庫の使用頻度が増え電力量が上がる。加えて本番になると演奏にも力が入るので全員が一斉に演奏する瞬間に電圧のピークが発生。

そのため機器誤動作を回避するためにnord lead4(キーボード名)などのOSを積んだ機器は自動で再起動を繰り返すという結果です。

photo by hara kana

できる限りの対策を施した後、会場に出店しているお店巡り。キッシュ、ベジバーガー、ジンジャエールでピクニック気分の昼食。(実際頭の中はトラブルのことでいっぱいでした)

1ステージの失敗と暑さでひしがれた精神を癒やし、そしてリベンジの2ステージへ向けてエナジーを補充。

5人編成の練習の成果。 みんなの努力と表現力をひとつも取りこぼさず楽しみに聴いてくれる方々に届けたい。

いつもと変わらない日常に少しでも意味のある音を添えたい。

砂漠化するかのような喉の乾きをときおり吹く風が癒やしてくれた。

やることはやった。

14:30 いよいよ勝負の2ステージ目。

1曲名「Sinfonia」のシンセを弾く。キーボードの電源が再起動することなく曲を完遂。まったく電源が落ちる気配がないし、トラブルが起こらない感覚。

大丈夫。nord lead4は伊達じゃない。

フランス語でMCをはじめて、木漏れ日に響きあう雫の歌声、フルート、ラップハープ。

photo by Yasu san

絶妙なバランスと独特のグルーヴをつむぐ霜野さんのフルアコギター。

風に寄り添うほど柔らかな久々津さんのチェロの音色。

景色に爽やかな潤いを与えてくれるhara kanaさんのバイオリン。

photo by Yasu san

それぞれが演奏に集中し、時間が経過するにつれてメンバーの演奏は凄みを増していき、 終わってみればTINÖRKSで表現したい世界観を存分に発揮できました。

たくさんのお客さんに興味を持ってお聞きいただけたこと、木々に包まれたル・マルシェの暖かい雰囲気に助けられたからこそ、TINÖRKSらしい音を奏でることができました。

Terrarim演奏後、たくさんの拍手をいただいた時、胸にぐっとこみ上げるものを感じました。トラブル解決のため奮闘した努力が報われた気がしました。

主催者の青木さん、準備の段階から打ち合わせさせていただいた井原さん、音響担当の佐藤さん、電源をお借りさせていただいたル・カフェのスタッフのみなさま、お聞きいただいたみなさま、CDをお買い上げいただいたみなさま、メンバーに話しかけていただいたみなさま、ありがとうございました。本当に感謝しています。

そして暑い中、トラブルにも集中を切らさず表現することに尽力してくれたTINÖRKSのメンバーである雫、ギターの霜野さん、チェロの久々津さん、バイオリンのhara kanaさん、ありがとう。

波長のあう素晴らしいメンバーと一緒に音楽ができて幸せです。

トラブルという濁流に呑みこまれそうな時はありましたが、それを乗り越えることができ結果的にTINÖRKSらしい新しい船出を迎えることができました。

音楽で風景を奏でることで、人と出会えて、その場の雰囲気に調和して、その時間を共有できること。それは僕にとって決して忘れることのできない人生の大切な時間です。

建水

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