【リリース】TINÖRKS「Europa」

Release

2019年8月16日にTINÖRKSの未発表曲「Europa」(エウロパ)をリリースしました。bandcampにてご購入頂けます。もしTINÖRKSのフライヤーをお持ちでしたらmp3をホームページからFree DLして頂けます。

エウロパは木星の衛星で1600年にガリレオ・ガリレイによって発見されました。極寒の環境であり地表を氷で覆われているそうです。近年は液体の存在が確認されており生物生存の可能性も考えられそうです。

この曲、実はTINÖRKSのCD「Sinfonia」に収録予定でした。メインメロディーをピアノで弾いていますが、当初のイメージはチェロでした。重厚で深みのある音色がエウロパの氷の雄大さを表現できるかなと思っていました。制作していた時期に当時のチェリストがバンドを抜ける事情がありレコーディングが宙ぶらりんになったままお蔵入りとしました。ただし、自分の中では思い入れの強い曲でしたのでいつかリリースしたいと考えていました。

TINÖRKSの紹介フライヤーを制作する時にささやかなプレゼントとしてデジタル音源付にするアイデアがあり、それならエウロパを完成させてその音源にしようと思いつきました。ホームページから曲をダウンロードする際、パスワードが必要でそれはフライヤーの裏面右下に記載されています。一見意味不明な文字が書かれているのは何かの間違いではなく、その理由からでした。ちなみにその文字列はデタラメではなく、右から読むと以前に企画した自主イベント名になります。それはもしかしたら未来で形を変えたもの(リリース)になるかもしれません。

楽曲の音楽的な部分についてもう少し書きます。後半に聞こえる笛は雫が奏でるスウェディッシュフルートの音色。スウェーデンの笛奏者ヨーランモンソンのコンサートに行った際に雫が購入しました。

左から4番目がスウェディッシュフルート 上部にヨーランモンソン氏のサインが入ってます

木製の笛なので響きが暖かく、素朴なかすれ具合がいい味を出していると思います。またロングトーンの所で微妙に変化するピッチも聞きどころで、独特なものを醸し出しています。

曲の中盤で波の音が聞こえますが、それはスウェーデンのゴットランド島にあるヴィスビーの町を訪れた際に海辺でフィールドレコーディングしたものです。

より立体的なサウンドになるようにプロセッシングしました。季節が冬だったので波の雰囲気がどこか寒い感じがすると思いますが、エウロパにもし波があればというのをイメージしました。

ピアノを補完するように響く金属的な音は霜野さんのギター。絶妙な音の重さ、冷たさを感じさせながらオーガニックな質感で奏でてもらいました。エウロパが星でありそれは巨大な生き物である様を意図してくれているように感じます。

曲のイントロと最後(笛が終わってから)で鳴るアンビエントなロングトーンは彼のギターソロを僕がプロセッシングしたもので、星を覆う吹雪を電子的に表現しました。元々のメロディーは素晴らしかったのですが、今回は情緒的な方向ではなく、聴く人のイメージが内に向かうようにしたかったのでアンビエントな音作りを重視しました。

楽曲はホームページや公式SNSでお聞きいただけますが、手元にmp3音源が欲しいという方は、お配りしているTINÖRKSのフライヤーを手に入れてぜひダウンロードしていただけるとうれしいです。高音質な音源を希望される方はbandcampから¥150でご購入頂けます。

bandcampでは時々曲を買いますが結構便利なのでオススメです。ファイル形式をWAVやmp3など自由に選べますし音質が良いです。

最後にTINÖRKSの活動状況ですが、年内にライブが数本入る予定です。それから次作のレコーディングを始めました。メンバーと新曲が増えたのでこの機会にきちんと音源化しようと思っています。良いものをお届けするために余裕をもって制作する予定ですのでリリースは来年になると思います。できるだけたくさんの風景を盛り込んだものを作ろうと思っていますので、どうぞご期待いただければと思います。

それではまた。

建水

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