【曲解説】「north (norrsken mix)」オーロラを夢見て/CD-R「ecotone」

ecotone

ブログを新しく開設したので
TINÖRKSの4枚目のCD-R
「ecotone」(エコトーン)に収録の
「north (norrsken mix)」の曲解説を
加筆、修正をし再投稿します。


 

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『ecotone』

1. fullerene
2. north (norrsken mix)
3. migration (ver1.8)
4. komorebi
5. kaze eno torso
6. homing

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

2. north (norrsken mix)
ノース (ノルフェーン ミックス)

norrskenというのは
スウェーデン語で
オーロラの意味。
北方の光、英語の
northern lightに該当します。

20代半ば頃にmum、tape、
hapnaレーベルなどの音に
とても惹かれ始め、
北欧エレクトロニカ、
フォークトロニカに
急速に影響を受け始めました。
(※最近ではamiinaやefterklangも)

その頃、tinörks(tinorks)は
まだ活動していなくて、
音楽を中心に北欧カルチャーへの
憧れだけがずっと水面下にありました。

エレクトロニカでは
ささやくようなウィスパーヴォーカル、
「ブチブチ、カツッカツッ」といった
グリッチノイズやクリック音で
リズムトラックを形成したり、
波形を刻んでグルーヴを生み出す
カットアップといった
独特の手法が特徴です。

電子音を中心としていても
ピアノ、ハープやバイオリンなどの
弦楽器も組み合わせ、
結果として自然と耳に入るような
柔らかくて優しい音が
印象的で魅力的に思えました。

そしてなぜか心がほっこりする
物語の要素も感じることができました。


tinörksの2枚目のアルバム
『gyrocompass』を作る中で、
エレクトロニカの影響を
にじみ出そうとしましたが、
作品のコンセプト上、
物語の要素は出せても、
リズム的な影響を
大きく出すことは出来ませんでした。

そんな中、フォークトロニカ
(生楽器と電子音を組み合わせた音)
をコンセプトとする
バンド『ヤネトロニカ』
(yanetronica)を
結成することになります。

このバンドはギター、キーボードと
いくつかの生楽器を担当する
3人で構成された、
唄ものを基本とするスタイルで、
リズムトラックは
僕がプログラミングした
打ち込みのトラックを
使用していました。

制作の中で、
今まで水面下で憧れていた
北欧エレクトロニカの
音楽的手法を
自然と実践できました。

鍵盤ハーモニカ、柔らかい電子音、
アコースティックギターを
グリッチノイズやカットアップを
取り入れたリズムトラックの上で
まるで浮遊させるように
展開させていくアレンジ。

聴いていると
心がほっこりとするように、
なんとなく前向きになれる
雰囲気があります。

そして北欧カルチャーへの憧れに
突き動かされるようにして書いた曲が
初代ヤネトロニカ版の
『north』です。

2枚のEPを制作した後、
残念ながら短期間で
バンドは活動休止となりました。

しかしそのエッセンスは
並行して活動していた
tinörks(tinorks)に受け継ぎました。

tinörksの2枚目のCD
『gyrocompass』を制作した後、
結果的に過渡期となる小作品
『OTO NO MA』で
ライト・エレクトロニカ
(直訳すると軽い電子音)へとシフトし
音の方向性を模索していました。


そんな折、2011年10月、
ギターの松村さんが加入し、
ギターらしくない音が
tinörksに新しい側面を
もたらしてくれたのをきっかけに
活動が大きく変わることになります。

それまでもライブで
『north』を演奏していたのですが、
松村さん加入後、
さらにアンサンブルの深みが増し、
結果、『ecotone』に収録の
norrsken mixへと繋がります。

曲をアレンジする上で
ポリシーのひとつが、
leadパートに対して
他の奏者全員が
カウンターメロディー
(主旋律に対して副旋律のこと。
いわゆる裏メロ)を
演奏するという考え方なのですが、
この『north』という曲は
まさにそのアレンジに当てはまります。

一番わかりやすい場所は
後半部の一番盛り上がる所で、
鍵盤ハーモニカは
音符の長いフレーズを、
ギター①は8分音符でリフを、
ギター②はゆったりめなフレーズを、
キーボードは2分音符で
和音(コード)の一番高い音を
弾いています。

主旋律を担当するのは
鍵盤ハーモニカですが、
例えば、鍵盤ハーモニカと
ギターをミュートし、
キーボードの音だけを残しても
音楽としては成立します。
またその逆で
ギターのパートだけを残しても
同じことが言えます。

つまり、4つのメロディーが
同時に響くことによって
音楽として、ハーモニーとして
厚みと深みを生み出しているわけです。

そして各パートが
聴きづらくならない様に、
空間に音を分けて配置しています。
右上の方にメロディオンを配置したり、
手前真ん中に
キーボードの音を持って来たり、
左右の端にギターを振っていたりと
ミキシングを行いました。

曲の一番最後で
少しずつ大きくなる音は
実はギターの音です。
曲のある一部を抜き出して
その波形を反転させ、
引き伸ばして使いました。

曲の最後でオーロラが現れ、
星降る夜空にひるがえる様子を描いています。

そういう景色を思い浮かべながら
曲を楽しんでいただけるとうれしいです。


CD-R『ecotone』(エコトーン)は
TINÖRKS公式ショップにてご購入いただけます。
もしよろしければ聴いてください。

『ecotone』
format:CD-R
(阿波和紙ジャケット+歌詞カード付)
6曲収録
¥1500(tax in)

BASETINÖRKS公式ショップ
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DLやストリーミングは以下でお聞きいただけます

iTunes music
https://itunes.apple.com/jp/album/ecotone/564962541?app=itunes

Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/ecotone/564962541

Bandcamp
https://namimum.bandcamp.com/album/ecotone

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